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爪を噛むしぐさはどんな心理を表しているのでしょうか?この記事では人間関係に役立つ心理学として、爪を噛むしぐさについて解説します。また、爪を噛む癖のリスクや治し方についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
爪を噛むしぐさを心理学的に解説
爪を噛むしぐさは、一定の心理を表すケースや、癖であることもあります。まずは爪を噛むことについて、以下内容を解説します。
- 爪を噛むのは子供に多い
- 緊張やストレスの現れ
- 男性女性共通のしぐさ
爪を噛むのは子供に多い
爪を噛む癖は、「咬爪癖(こうそうへき)」が正式名です。咬爪癖は3歳ごろからスタートし、5歳~12歳ごろに多くなります。咬爪癖はストレスなど、心理的要因によるものと考えられています。
緊張やストレスの現れ
咬爪癖は大人にも見られます。臨床心理学では、爪や唇、頬を繰り返し噛むなど、身体に対する行動の繰り返しを「身体集中反復行動症」と呼び、爪を噛む癖はその一つです。
場合によっては髪を抜くなど、自分の身体を意味なく傷つけてしまいます。不安やストレスのほか、退屈な状態にあらわれるしぐさです。
そのため、相手が爪を噛んでいる場合には、何らかのマイナス感情が働いていると考えられます。
男性女性共通のしぐさ
爪を噛むしぐさは男女いずれもみられます。頻度の差は分かりませんが、一方の性別だから咬爪癖があらわれないということはないようです。
爪を噛むしぐさは治すべき!そのリスクとは
爪を噛むしぐさが癖となった場合、さまざまなリスクがあります。ここではそのリスクとして以下を紹介しますので、ぜひ知っておいてください。
- 周りから気持ち悪いと思われる
- 爪を噛む癖は健康上のリスクあり
- そもそも爪がボロボロになる
周りから気持ち悪いと思われる
大人が爪を噛んでいる姿を見ると、気持ち悪いと感じる人が多いです。心理的要因が癖として現われていることは、それほど知られていません。そのため、単に幼児性が抜けていないと判断されてしまいます。
結果的に周りからの印象が下がってしまい、人間関係においてもハンデとなることが考えられます。
爪を噛む癖は健康上のリスクあり
爪を噛む癖は健康上のリスクもあります。歯やアゴへの悪影響、指の皮膚を傷めるほか、万一痛めた皮膚に細菌が入ると、なんらかの感染症を発症する可能性が出てきます。
口の中にはバクテリアが含まれていることなどからも、爪を噛む癖は不衛生といえます。
そもそも爪がボロボロになる
爪を噛む癖により、爪がボロボロになってしまいます。爪が物に引っかかりやすくなったり、肌を傷つけやすくなったり、こすった目を傷める可能性も出てきます。
見栄えも悪いので、爪を噛む癖は治した方が良いでしょう。
爪を噛む癖の治し方
爪を噛む癖は治すべきだだとしても、分かっているけどやめられないのが癖ですよね。ここでは爪を噛む癖の治し方として以下を紹介します。
- どんな時に爪を噛むのかを探る
- 爪を短くする
- マニュキュアなどを塗る
どんな時に爪を噛むのかを探る
どんな時に爪を噛むのかを探ってみましょう。たとえば、一人でテレビを見ている時、深夜にインターネットをしている時、仕事が一段落した時など、何らかの傾向が見つけられるかも知れません。
その傾向を把握したら、今度はその環境を意図的に変えると良いでしょう。一人で過ごすのを辞めたり、ネットする時間帯を変えたり、仕事が一段落したらコーヒーを飲むなど、環境の変化で癖を止められる可能性があります。
爪を短くする
爪を短くするのもおすすめです。噛むところを減らしたという自分への意思表示が、無意識的な癖の発動を防げます。
また、噛みにくくなることで、物理的に止めることもできます。これまで爪が長くて噛み癖があった人は、ぜひ一度短く切りましょう。ただし、深爪にならないように注意が必要です。
マニュキュアなどを塗る
マニュキュアを塗ったり、ネイルを塗ることで防げる場合もあります。特に苦いマニュキュアは効果的でしょう。このほか、爪にデコレーションをするなど、爪自体に何らかの工夫を施すことで、爪噛みを防げます。
爪を噛むしぐさに関するQ&A
爪を噛むしぐさに関してよくある質問と回答を紹介します。
爪を噛む人は天才という噂
爪を噛む人は天才という噂があるようですが、単なる噂に過ぎません。そもそもこのケースにおける天才の定義もあやふやですし、爪を噛むこととの因果関係も不明です。
爪を噛む人は完璧主義者に多いといわれていることなどから、このような噂が出ているのかも知れません。
爪を噛んで死亡しかけた事例があるの?
海外では、爪を噛んで死にかけた人がいるようです。イギリスの20代の男性が、爪を噛んだことでできた小さな切り傷が原因、敗血症となりました。
敗血症は臓器障害や組織の損傷をもたらすことがあり、重症化すれば敗血症性ショックを起こすことがあります。症状の重さに比例して致死率が高くなるため、とても怖いことなのです。
男性は4日の入院ののち、幸い回復したようですが、爪噛みにより命を落とす危険性もあるという事例です。
【カテゴリー】同じカテゴリーの記事をお読みになりたい場合は、しぐさで読み取る人間関係の心理学をご覧ください。
まとめ
爪を噛むことは緊張やストレスのあらわれで、大人でも癖としているケースが見られます。見栄えが悪いだけでなく、病気リスクもともないますので、早めに治すように心掛けましょう。どのような時に爪を噛むのかを踏まえた環境変えや、爪への工夫など、意図的な改善咲くを講じましょう。
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