この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。
サイコパスとは人格障害の1つに数えられ、サイコパスと関わると自分の権利が侵害される可能性があります。この記事はサイコパスの特徴や対策を心理学的に紹介します。あなたの周りにサイコパスがいれば参考にしていただき、気を付けていただければと思います。
サイコパスの特徴を心理学的に紹介
サイコパスと関わると不利益なことが生じたり、不快な気持ちにさせられる可能性があります。場合によっては犯罪事件を起こすケースもありますので注意が必要です。
とはいうものの、サイコパスの特徴が分からなければ、対策のしようがありません。まずはサイコパスの主な特徴について、クルト・シュナイダー精神医学研究家の分類が、サイコパスの特徴に該当する可能性があるため、それぞれの内容を簡単に紹介します。
サイコパスの特徴一覧表
サイコパスの分類 | 内容 |
持久力や自発性がない(意志欠如型) | サイコパスは、持久性や自発性がないため、物事を長続きしない傾向があります。たとえば、仕事が長続きせず、すぐに転職してしまうことが多いです。 |
社交的だが軽率(発揚情性型) | サイコパスと聞くと、冷淡でコミュニケーションが取れないイメージがあるかも知れませんが、実は明るく社交的のケースがあります。ただし、自制心が低く、安易で軽率な行動に出てしまう傾向があります。 |
興奮しやすい(白髪型) | サイコパスは興奮しやすく、場合によっては暴力的であるケースがあります。 |
誇大化や虚言壁がある(自己顕示欲型) | サイコパスは現実と仮想の区別がつかず、虚言癖と見られる発言をすることがあります。 |
良心や羞恥心が低い(人間性欠如型) | 良心や羞恥心が低く、自分や他人の感情(情動)に対して興味がない傾向があります。 |
些細なことを問題視する(狂信型) | ある特定概念に対して生涯をかけるほど注力し、ちょっとしたことでも問題視する傾向があります。 |
突然不機嫌になる(気分易変型) | 急に鬱(うつ)状態となったり、不機嫌になったりするケースがあります。 |
強迫観念が強い(自己不確実型) | 人間関係やモラルに敏感なケースや、強迫観念が強いケースがあります。 |
悲観的(抑うつ型) | 先天的にネガティブで、世の中を嫌う傾向があったり、偏った考えやダークな気分から問題を起こす場合があります。 |
無力感が強い(無力) | 無力感を感じたり訴えることが多いです。 |
サイコパスな人の対処法
相手がサイコパスだと感じたら、どのように対処すれば良いのでしょうか?ここではその対処法として以下を紹介します。
- かかわらない
- ウソを前提にする
- 良心に訴えることは無意味と想定する
- お金を貸さない
かかわらない
相手がサイコパスだと感じたら、なるべく関わらないことが無難です。関わると嫌な気持ちにさせられたり、人権を無視されたり、場合によっては犯罪に巻き込まれることも考えられるため、回避することが得策です。
ウソを前提にする
サイコパスとのやり取りは、ウソを前提にした方が良いでしょう。虚言癖と見られる発言をすることがありますので、相手の話を真に受けて不利益を被るケースが考えられます。
あらかじめウソであることを想定しておきましょう。重要な話の場合は裏を取るように心掛けると良いでしょう。
良心に訴えることは無意味と想定する
サイコパスに対しては、良心に訴えかけても無意味と想定しましょう。良心や羞恥心が低く、自分や他人の感情に対して興味がない可能性がありますので、良心に訴えても無駄なことがあるのです。
お金を貸さない
サイコパスにお金を貸したら、帰ってこない可能性があります。安易に貸さないようにしましょう。ただし、これはサイコパスに限らずの話です。お金を貸すと帰ってこない可能性だけでなく、信頼関係にヒビが入る可能性がありますので要注意です。
サイコパスの脳の特徴
サイコパスは脳に一定の特徴があるといわれています。その特徴として以下を解説します。
- すぐに報酬をもらいたがる
- ウソを発する意思決定時間が短い
すぐに報酬をもらいたがる
サイコパスは腹側線条体という脳領域と、vm-PFCと呼ばれる脳領域の結合が弱い傾向があります。腹側線条体のニューロンは、短期的報酬の期待やスケジュール進行の情報を持っており、vm-PFCを含む前頭前野は脳の司令塔です。両者の結びつきが弱いことで、すぐに報酬をもらいたがる傾向があるというわけです。
ウソを発する意思決定時間が短い
サイコパスは前部帯状回の活動低下していると考えられています。前部帯状回は、葛藤などに関わる能の領域で、活動が低下していると嘘に対する葛藤が低いと考えられます。ただし、この内容は結論付けられているわけではなく、1つの解釈となっています。
【カテゴリー】同じカテゴリーの記事をお読みになりたい場合は、人間関係が向上する心理学をご覧ください。
まとめ
人格障害の一つであるサイコパスと関わると、さまざまな実害を被る可能性があります。とはいえサイコパスにもさまざまなケースがありますので、特徴を知っておいた方が良いでしょう。周りにサイコパスがいれば参考にしていただき、ご注意ください。
【心理学を本格的に学べる】アドラー心理学の資格を取得!
「人間関係を改善したい」「自分を見つめなおしたい」「心理学を学んで誰かの役に立ちたい」。こんな風に思ったことはありませんか?
アドラー心理学を提唱したアルフレッド・アドラーは、「人間の悩みはすべて対人関係である」としており、人が幸せに過ごすためには対人関係へのアプローチを避けられません。
とはいえ、対人関係は永遠のテーマのように思え、ひょっとしたら今あなたのお悩みの渦中かも知れませんし、あなたの周りでも人間関係に悩んでいる人がいらっしゃるのではないでしょうか。そんなケースに、アドラー心理学の知識が役立ちます!
【日本統合医学協会】アドラー心理学検定1級講座
仕事や恋愛、家庭など、日常生活に活かせるアドラー心理学検定1級講座 を受講してみませんか?この講座では「人間の悩みはすべて対人関係である」という悩みの根源を知り、幸せへの一歩を踏み出す方法が学べます。
《アドラー心理学検定1級講座の特徴とメリット》
・日本統合医学協会認定アドラー心理学検定1級が取得できる!
・講座の受講から資格取得まですべてオンラインで完結!
・いつでも、どこでも、スマホ1つで受講可能!
・「見て理解する」「解いて確認する」が一体となった学習システム!
・学習の記録を一括管理!進捗状況が一目で分かる!
・自分や家族の心のケアに役立てるなど、一生涯活かせる!
・アドラー心理学を「セルフメディケーション」として取り入れる方法を伝え広めていく活動ができる!
約3か月間アドラー心理学を本格的に学び、一刻も早くお悩みから解放され、あなたの知識を自分や周りの人に役立てましょう!たった3か月の自己投資で、一生使えるノウハウを手に入れませんか?