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人とのコミュニケーションが苦手だという人は多いのではないでしょうか?実際に私の耳にもそのような声がよく届きます。そこでこの記事では、心理学を使ってコミュニケーションが楽になる方法をお伝えします。1つずつマスターしてくださいね。
心理学でコミュニケーションが楽になる!すぐ使えるテクニック
コミュニケーションに役立つ心理学のテクニックには、さまざまなものがあります。ここではすぐに使えるテクニックを厳選してお伝えいたします。
興味が持てそうな要素を探す
相手に興味がなければ、相手の話が頭に入って来ませんよね?コミュニケーションは相手への興味関心が前提となりますので、興味が持てそうな要素を探しましょう。
相手に興味があれば自然に質問が出てきますが、興味が持てそうな要素を探そうとしても自然に質問が出てきます。結果的に会話のキャッチボールがしやすくなるため、コミュニケーションが円滑化しやすいのです。
ただし、根掘り葉掘り聞いたり質問攻めにすると、まるで尋問のようになってしまいますので、連続した質問には注意が必要です。
相手との共通点を探す
共通点が多い人同士は親密度が上がります。そのため、相手との会話の中で共通点を探しましょう。住んだことのある地域、好きな食べ物、趣味、血液型、読んだ本、感動した映画など、どこかに共通点があるはずです。
共通点が見い出せれば、共通点の話を皮切りに会話が弾みやすくなります。
相手を褒める
相手を褒めるということも重要です。人間の脳は褒められることで喜ぶ構造となっているため、相手に好感を持たれやすくなります。
ただし、心にもないことで持ち上げることは控えましょう。あざとい褒め方は単なる「おべんちゃら」です。本音で感じた良い部分を口に出していうと、誉め言葉に真実味が出てきます。
傾聴を心掛ける
コミュニケーションでは「話す」よりも「聞く」ことが大切です。人は自分を認めてもらいたいという基礎的な欲求を持っており、話すことで承認欲求を満たします。
人に話を聞いてもらうことで承認欲求が満たされるということは、話を聞いてあげることで相手は満足するのです。
ただ単に「聞く」だけではなく、心を傾けて共感的に「聴く」ことが重要で、共感的に聴くことを「傾聴」といいます。自分ばかりが話すのではなく、傾聴を心掛けましょう。
あいづちのタイミングに気を付ける
あいづちは「ちゃんと話を聞いてますよ」という合図です。しかし、このあいづちが上手にできない人が案外多いのです。
たとえば、上辺で話を聞いていて、あいづちのタイミングが早い人、あいづちをせず聞いているかどうか分からない人などを見かけます。
逆に、相手の話を自分の中で消化したタイミングであいづちをすれば、ジャストタイミングのあいづちとなります。
反論は肯定してから行う
反論は相手に嫌悪感を与える可能性が高いため、反論方法には注意が必要です。いきなり否定から入ると、相手の脳が不快となるため、「いや」とか「でも」という否定語から反論するのは控えましょう。
まずは「そういう考えもありますね。でも」「確かに理解はできます。ただ」という具合に、一旦相手の意見を受け入れてから反論すると、嫌悪感を与えずに反論ができます。
相手に嫌悪感を与えにくいということは、反論する側も言いやすくなるということでもあります。
オウム返しをする
相手の語尾をオウム返しすることで、親密度が上がりやすくなります。
相手「先日京都に行ったら、舞妓さんを見れてラッキーだったよ。初めて舞妓さんを見たよ。」
あなた「初めて舞妓さんを見られたんですね。私も前回の京都旅行で見れましたよ。」
相手の語尾をさりげなくオウム返しすることで、相手の無意識に仲間であることを植え付けやすくなるため、親密度が上がるのです。ただし、相手に気づかれると逆効果ですので注意が必要です。
相手の仕草を真似る
相手の仕草をマネすることも良い方法です。たとえばカフェで、相手が水を飲んだら同じタイミングで飲む。相手が頭をかいたら同じタイミングでかく。
相手がメガネのフレームに触ったら同じタイミングで触るなど、鏡に写った姿のようにマネをしてみましょう。この場合も相手に気づかれないよう、さりげなく行うことが大切です。
相手とペースを合わせる
相手とペースを合わせることもおすすめです。会話のスピードや歩くスピードを合わせるのが一般的な方法です。
上級者には、肩の動きや口の開き方を参考に、呼吸を合わせる人もいらっしゃいます。ペースを合わせる方法も、仲間意識を高めて親密度を上げる効果があります。
オンラインコミュニケーションの注意点
対面でのコミュニケーションだけでなく、オンラインでコミュニケーションを取るケースもありますよね。ウェブミーティングツールを利用すれば、対面さながらの臨場感あるコミュニケーションが可能です。
しかし、いくつか注意すべきこともありますので、あらかじめ確認しておきましょう。
タイムラグに注意
オンラインによるコミュニケーションは、通信環境によって時間差が出る場合があります。相手の話が終わったと思ってすぐに自分が話し出すと、実は相手の話がまだ終わっておらず、会話が被ってしまう場合があるのです。
そのため、オンラインでのコミュニケーションは、いつもよりゆっくり話すことや、相手の話をよく聞いてから返答するなど、間を意識して会話しましょう。
服装や背景に注意
ウェブによるコミュニケーションは、画面を通して資格情報を伝えるため、服装の色合いが対面時と異なる可能性があります。暗い印象を与える服装や画面の背景よりも、明るい色あいがおすすめです。
ちなみに、色と心理には密接な関係があるとされています。たとえば、信頼を与えたいのであれば青色、楽しい印象ならオレンジ、清純な印象なら白などをセレクトしましょう。
【関連記事】色彩心理学を使った服選びは面白い!さあ今日は何色を着て行こうかな?
画面の映り方に注意
画面の映り方にも気を付けましょう。窓や電気の位置によって、画面に映るあなたの印象が暗くなる可能性があります。どの角度から光が差し込むとあなたが明るく映るのか、端末の位置を調整しましょう。
対人コミュニケーションのNG例!こんな人は嫌われる
コミュニケーションにおいて、やってしまいがちだけれどもNGな例があります。繰り返しているうちに、周りの人から敬遠されてしまうようなNG例について知っておきましょう。
自分の話ばかりする
自分の話ばかりする人は嫌われます。人は自分の話しをしたがるものではありますが、聞かされる方はたまったものではありません。
周りの人はそれほど自分に興味を持っているものではないと認識しておく必要があります。逆に、自分の話をしたがっている人に耳を傾けてあげると、相手は満足しやすくなるでしょう。
根掘り葉掘りにならない程度に、相手に興味を持って話を聞きましょう。
人の話を取る
自分の話をする人に多いのが、人の話を取る人です。たとえば以下のような経験はありませんか?
あなた「この前おいしいお寿司屋さんを見つけたんです。(場所や店の対応、特に美味しかったお寿司についてこれから話そうとしている)」
相手「あ、僕も美味しいお寿司屋さんを知ってるよ。この前たまたま入ったお見せでさあ・・・(延々と続く)」
あなた「そうですか。そこもいいですね。それで、私が見つけたお見せの場所は神戸なんですけど・・・(仕切り直しで話そうとしている)」
相手「神戸なんだ!そういえばこの前、神戸で美味しい中華のお店を見つけて・・・(話を取って自分の話を延々とする)」
あなた「(結局なにも話せていない)」
こんな相手と会話したくないですよね?人の話は取らないように気を付けましょう。
自分の想いばかり伝えようとする
話し方だけでなく、自分の想いばかりを伝えようとするのもNGです。自分に偏った言い分の主張は、相手にとってストレス以外の何者でもありません。
もちろん、自分の想いや言い分の主張自体は大切ですが、相手の事情や言い分も踏まえて折り合いをつける姿勢が大切です。
相手「あなたとどうしてもお付き合いしたいんです」
あなた「ごめんなさい。私はあなたとお付き合いしたいとは思いません。今やりたいことがありますから。」
相手「私がこんなに好きなんだから、少しは向き合ってください!(相手の事情はおかまいなし)」
あなた「向き合えと言われても、私にも気持ちの部分や都合があるんですよ」
相手「絶対に私とお付き合いしたら幸せになるんですから!」
あなた「(自分の都合だけの人と付き合っても幸せになれないと思うけど・・・)」
自己主張だけで突っ走ると嫌われるのがオチですので、十分気を付けましょう。
論点とズレた話をする
会話しているうちに、論点とズレた話になることがあります。会話が派生したり、感情論に陥るケースなどが典型例です。
しかし、論点とズレた話ばかりすると時間ばかりかかり、建設的な会話がしにくくなりますので、今どのような話をしているのか、話の幹を意識しましょう。
複数の論点を同時にぶつけるのも賢明ではありません。論点を1つずつクリアした方が会話がシンプルで分かりやすいものとなります。
話が長い
話が長い人は嫌がられます。人は自分が話したい生き物なので、人が話している時間が長いほど苦痛なのです。しかも、自分にとって興味のない話や、中身の薄い話を延々とされてしまうと、特に苦痛となります。
会話はキャッチボールですので、要点だけ短く話して相手にも話してもらい、また自分も話すという癖をつけましょう。
無意味に横文字などを多用する
以前私が営業をしていた時、顧客からこんな話をされました。
顧客「まずは電話営業でリードを獲得して、レスポンスのあった顧客にナーチャリングしてから可及的速やかにアタックします」
分かる人には分かるかも知れませんが、別に横文字にする意味はありませんよね?それよりも万人に分かりやすい表現にした方が伝わりやすくなります。伝えるよりも伝わることを意識しましょう。
【カテゴリー】同じカテゴリーの記事をお読みになりたい場合は、人間関係が向上する心理学をご覧ください。
まとめ
コミュニケーションは自分ひとりで行うものではありませんから、独りよがりにならない対応が大切です。また、過剰に不安にならなくても、テクニックでカバーできることも多いため、まずはここで紹介したテクニックを1つずつマスターしましょう。
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