(本ページはプロモーションが含まれています)

リーダーシップは仕事で必須!組織心理学はビジネスのたしなみ

この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

組織で新たにリーダーとなった人や、上手にリーダーシップがとれないと悩んでいる人は、どのような事を知れば良いのでしょうか?

この記事では、上手にリーダーシップがとれるようになるための基礎知識として、組織心理学を交えて解説します。ぜひお読みいただき、素敵なリーダーになってくださいね。

こんにちは!日本パーソナルコーチング協会(@CoachingAssocia)の田中です。
田中コーチ
田中コーチ

リーダーシップは仕事で必須!リーダーシップ論の基礎

リーダーシップ論

相談者のA子さん
相談者のA子さん
会社でリーダーの立場になりました。でも、どうすればいいのか分かりません…

そうなんですね。じゃあリーダーシップ論を学びましょう!
田中コーチ
田中コーチ

リーダーはリーダーシップ論を知っておいた方が良いでしょう。とはいえ、リーダーシップ論を学ぼうと思うと、それなりの時間と労力がかかります。そこで、ここではリーダーシップ論のエッセンスだけを抜き出したいと思います。

リーダーが知るべき内容として「特性理論」「行動理論」「条件適合型理論」「コンセプト理論」などがあります。

言葉は何となく難しそうですが、意味を知ると難しい内容ではありません。言葉は覚えなくて構いませんので、中身を学びましょう。リーダーシップ研究の変遷順に紹介しますね。

リーダーシップ論をカンタンに紹介します。
田中コーチ
田中コーチ

最初に知りたい「特性理論」

リーダーになったら、まず特性理論を知っておきましょう。特性理論は、リーダーの人物を特性からアプローチした理論です。

簡単にいうと、リーダーと、リーダーじゃない人との違いに着目し、理想のリーダー像を導きます。では、リーダーと、リーダーじゃない人の違いって何だか分かりますか?ちょっと考えてみましょう。

《リーダーとリーダーじゃない人の特性の違い》
・動機とモチベーション(意欲)
・ほかの人を導いて影響を与える欲求
・自信
・誠実さや正直さ
・知性
・責任分野の専門知識

でも、特性理論ではリーダーの特性だけに着目した理論で、リーダーの特性だけではリーダーシップの説明としては不十分です。

結果的に、特性理論は後述の行動理論などへと進展いきます。とはいえ、リーダーであれば、まずは特性理論を参考に、リーダーじゃない人との違いを意識してください。

 

次に学びたい「行動理論」

行動理論とは、名前の通りリーダーの行動に着目した理論で、代表的な内容として「PM理論」が有名です。

PM理論というのは、リーダーシップを、P機能(目的達成)とM機能(集団維持)から捉えた理論です。

アルファベットが出てくると複雑に思えるでしょうから、P機能とM機能が何なのか、まずは表でご確認ください。

相談者のA子さん
相談者のA子さん
なんだか難しそうなので、ゆっくり読みます。

P機能(目標達成)目標の設定、計画の立案、メンバーへの叱咤や指示などで目標達成する能力のこと
M機能(集団維持)メンバーの人間関係に配慮して、良好なチームワークでまとまりを維持する能力

P機能かM機能かどちらが強いか弱いかで、4つの分類がなされます。以下アルファベットの大文字は強いことを表し、小文字は弱いことを表しています。

PM型明確な目標を示して成果をあげながらも、チームをまとめる力もある
Pm型明確な目標を示して成果をあげるが、人望がない
pM型人望はあるが仕事ができない
pm型成果をあげる能力も、チームをまとめる力も弱い

あなたの場合はいかがでしたか?PM理論ではPM型が理想系となります。

リーダーシップ論にもいろいろあるのですよ。
田中コーチ
田中コーチ

 

条件適合型理論

条件適合型理論というのは、環境やチームメンバーの状況に着目したもので、代表的な理論として「条件即応モデル」とか「SL理論」があります。

 

条件即応モデル

条件即応モデルとは、リーダーにとって苦手な仕事仲間を、どのように捉えるかでリーダーシップを分類するモデルです。

苦手な仕事仲間のことをLPCといい、苦手な仕事仲間を肯定的に捉えるリーダーを「高LPCリーダー」、否定的に捉えるリーダーを「低LPCリーダー」と分類します。

高LPCリーダーは「関係志向型」、低いLPCリーダーは「課題志向型」のリーダーと分類し、それぞれ状況によってどちらのリーダーが良いのかが変わります。

たとえば、チームメンバーの状況が統制しやすい場合と、統制しにくい場合は、「課題志向型」のリーダーシップが良いとされています。

統制しやすくもなく、しにくくもない中間的な場合には、「関係志向型」のリーダーシップが良いとされています。

課題志向と関係志向は読んで字のごとし、課題に向き合うのか、人間関係に向き合うのかですね。

 

SL理論

SL理論とは、チームメンバーの成熟度を重視した理論のことで、チームメンバーの成熟度が高い場合には「関係動機型」が良く、成熟度が低い場合は「課題志向型」が良いとされています。

また、成熟度は低い方からS1、S2、S3、S4と順に上がっていき、それぞれに応じて最適なリーダーシップがあります。

S1教示的リーダーシップこと細かく指示をして監督する
S2説得的リーダーシップ考えを説明して疑問に答える
S3参加的リーダーシップ考えが合致できるように仕向ける
S4委任的リーダーシップ仕事を任せる

 

コンセプト理論

コンセプト理論とは、課題によってリーダーシップのスタイルを変える理論のことで、5つの「型」があります。分かりやすさ追求のために、詳細は省き、簡単に解説いたします。

カリスマ型リーダーシップ行動力と自由な発想で、チームメンバーを引っ張って行くリーダーシップ
変革型リーダーシップ方針の抜本的な見直しによって、改革を進めるリーダーシップ
EQ型リーダーシップ職場環境の改善や、チームメンバーのモチベーションに配慮した、人間関係重視のリーダーシップ
ファシリテーション型リーダーシップチームメンバーが主体的に仕事ができるように促すリーダーシップ。チームメンバーと同じ目線でリードする
サーバント型リーダーシップリーダーチームメンバーの裏方にまわるなど、チームの業務をサポートするリーダーシップ

相談者のA子さん
相談者のA子さん
意味を理解すれば難しくないカモ。

 

リーダーシップの種類やスタイル

リーダーシップの種類

リーダーシップのスタイルを分類した研究があります。リーダーシップのスタイルを「民主型」「専制型」「放任型」に分類した研究で、それぞれの影響が検証されました。

ひと口にリーダーシップと言っても、いろんなスタイルがあります。
田中コーチ
田中コーチ

民主型リーダーシップメンバーは友好的で、モチベーションが高かった
専制型リーダーシップ攻撃的な雰囲気で、リーダー不在時には怠慢になった
放任型リーダーシップメンバーの緊張感が低く、モチベーションや効率も低かった

 

リーダーシップの学び方

リーダーシップに必要なことは、ここまで紹介したしーだーシップ論を取っ掛かりとして、掘り下げて学ぶことが大切です。

この記事では、取り急ぎリーダーシップについて知りたい人や、リーダー初心者のためにエッセンスを抜き出して、リーダーシップ論を紹介しましたが、現場で役立てるために実践的な学びがを心がけましょう。

掘り下げて学びたい人は参考にしてくださいね。
田中コーチ
田中コーチ

 

まずは自分のリーダータイプを知る

まずは先述のリーダーシップ論を参考に、自分のリーダータイプを知りましょう。性格面も影響しますので、自分のタイプを知ることは重要です。

自分のリーダータイプが分からなければ、この先どのようなリーダーを目指すべきなのか見えて来ませんので、己を知る必要があるのです。

 

理想のリーダー像に合わせる

次に、理想像を作り、理想のリーダー像に自分を当てはめ、行動すると良いでしょう。

理想のリーダー像は、上記を参考にした上で、実際にあなたが尊敬するリーダーの真似をするのです。

あなたの身近に理想のリーダーはいませんでしょうか?いない場合は、複数のリーダーの長所を合わせた架空の人を想像で作っても良いです。

そして、リーダーとしての理想像に成りきりましょう。

心理学では、このような方法をモデリングといいます(厳密にはNLPですが)。理想の人や状態の真似をすることで、自分自身が理想像に近づきます。

もちろん、途中で違和感を感じたら、理想のリーダー像をバージョンアップさせれば良いため、トライアンドエラーで実践してみましょう。

 

組織心理学を学ぶ

心理学には基礎心理学と応用心理学があり、組織心理学は応用心理学の1つです。 1970年に、アメリカの心理学会で、産業における解決策に対して心理学を応用する「産業心理学」から、「組織」の枠組みで人間行動に着目して設立されました。

リーダーシップを学ぶ上でも非常に役立ちますので、ぜひ学んでおきましょう。

相談者のA子さん
相談者のA子さん
組織心理学に興味があります。

 

リーダーシップ論の本を読む

リーダーシップを学びたいのであれば、書籍で学ぶことが手軽です。本は数千円程度と少ない費用でできる投資です。

本は投資効率抜群ですよ。
田中コーチ
田中コーチ

勉強が苦手という人もいるかも知れませんが、リーダーのたしなみとしてしっかり学びましょう。

 

リーダシップの心理学のひと言アドバイス

リーダーになったら我流ではなく、しっかりとした理論を学びましょう!
田中コーチ
田中コーチ

リーダーになった人の中には、自分の経験原則だけでチームメンバーをリードしてしまう人がいらっしゃいます。

しかし、経験は人それぞれ違いますし、客観性が低いです。これまでの経験は偶然上手くいっていただけかも知れませんし、一定の条件の場合だけで成果が出ていたのかも知れません。

客観性が高いリーダーシップが取れるように、しっかりと理論を学びましょう。

 

リーダシップの心理学に関するお悩み相談室

リーダーシップの心理学についてのQ&Aを紹介します。参考にしてください。

相談者のA子さん
相談者のA子さん
お悩み相談に乗ってください。

分かりました。なんでも聞いてくださいね。
田中コーチ
田中コーチ

《ヤフー知恵袋より引用》

リーダーシップをとるのが苦痛です。

人に指示するよりも、自分で全部やれたら良いのにと思います。体が六つぐらい欲しい。

 

Q:自分は性格上、リーダーに向いてないと思いますが、どうすれば良いですか?

A:リーダーは性格などの資質だけでなく、仕事上のテクニカルな部分もチームに影響するため、まずはリーダーの手法を学びましょう。そのうち資質がついてくることも大いにあります。

 

Q:リーダーシップをとるのが苦痛ですが、対策はありますか?

A:人はうまくいかないことに苦痛を感じますので、上手にリーダーシップがとれるようになれば、苦痛は緩和できるはずです。遠回りかも知れませんが、場当たり的な対策ではなく、リーダーシップをしっかり学ぶことが大切です。

【カテゴリー】同じカテゴリーの記事をお読みになりたい場合は、仕事で使えるビジネス心理学をご覧ください。

【広告】【日本統合医学協会】アドラー心理学検定1級講座

 

まとめ

リーダー初心者は、自分で大丈夫なのか不安になるかも知れませんが、しっかりと勉強すれば良いリーダーになれます。チームと一緒に最大の効果を得るために、学びはリーダーのたしなみだと考えましょう。

【心理学を本格的に学べる】アドラー心理学の資格を取得!

「人間の悩みはすべて対人関係である」byアルフレッド・アドラー



「人間関係を改善したい」「自分を見つめなおしたい」「心理学を学んで誰かの役に立ちたい」。こんな風に思ったことはありませんか?

アドラー心理学を提唱したアルフレッド・アドラーは、「人間の悩みはすべて対人関係である」としており、人が幸せに過ごすためには対人関係へのアプローチを避けられません。

とはいえ、対人関係は永遠のテーマのように思え、ひょっとしたら今あなたのお悩みの渦中かも知れませんし、あなたの周りでも人間関係に悩んでいる人がいらっしゃるのではないでしょうか。そんなケースに、アドラー心理学の知識が役立ちます!

【日本統合医学協会】アドラー心理学検定1級講座
仕事や恋愛、家庭など、日常生活に活かせるアドラー心理学検定1級講座 を受講してみませんか?この講座では「人間の悩みはすべて対人関係である」という悩みの根源を知り、幸せへの一歩を踏み出す方法が学べます。

《アドラー心理学検定1級講座の特徴とメリット》
・日本統合医学協会認定アドラー心理学検定1級が取得できる!
・講座の受講から資格取得まですべてオンラインで完結!
・いつでも、どこでも、スマホ1つで受講可能!
・「見て理解する」「解いて確認する」が一体となった学習システム!
・学習の記録を一括管理!進捗状況が一目で分かる!
・自分や家族の心のケアに役立てるなど、一生涯活かせる!
・アドラー心理学を「セルフメディケーション」として取り入れる方法を伝え広めていく活動ができる!

約3か月間アドラー心理学を本格的に学び、一刻も早くお悩みから解放され、あなたの知識を自分や周りの人に役立てましょう!たった3か月の自己投資で、一生使えるノウハウを手に入れませんか?


フォローして定期的に心理学を学ぼう!