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お出かけの目的や会う人が誰かによって、選ぶ服は変わりますよね?そんな時に色彩心理学を学んでいると便利です。色彩心理学とは、色が人に与える心理効果を研究しているジャンルです。今日は何色の服を着ていけば良いのかの参考にしてください。
色彩心理学を使った服選びは面白い!
色彩心理学的に色はメッセージ性を持っていますこのメッセージ性を理解していると服選びに便利です色が持っているメッセージ性について具体的に見ていきましょう。
白色の服
白色の服は、誠実さや相手に合わせるというメッセージ性があります。また、素直で清楚という印象を与えやすいのですが、一方で冷たさも与えやすい色とされています。
黒色の服
黒色の服は他人から影響を受けにくく、相手に影響を与えやすいです。人を動かしたい時に着ていくと良いでしょう。私の言う事を聞きなさいというメッセージ性があります。
赤い服
赤い服は、元気さや注目して欲しいというメッセージ性があります。活動的な印象を与えることができる上、相手の印象に残りやすい色であるため、目立ち時に着ていくと良いでしょう。
青色の服
青い服は、誠実さや信頼感、頼もしさ、知的な印象を与えます。明るい青の場合には、創造的なイメージを与えます。
黄色の服
黄色の服は、相手とコミュニケーションを取りたい時に着ると良いでしょう。「楽しみましょう」「話しましょう」というメッセージ性があります。また、新しいもの好きな相手に好まれる色でもあります。
ピンク色の服
ピンク色の服は守ってほしいというメッセージや、優しくしてほしいというメッセージ性があります。女性が「男性から優しくされたい時」に着ていくと効果的です。
オレンジ色の服
オレンジ色の服は、楽しさを印象付けたり、食欲を喚起する色です。また、相手の気持ちを活発化させたり、親しみやすさを感じさせる色です。
緑色の服
緑色の服は調和を印象付けます。平和やバランス仲の良さなどのメッセージ性がありますので、仲良くしたい人と会う時に着ていくと良いでしょう。
紫色の服
紫色の服は、他の人との違いや、直感的な行動をアピールします。人との違いを印象付けたい時に着ていくと良いでしょう。
ネクタイとスーツの色彩心理効果
ホワイトカラーの場合には、ネクタイとスーツで出品するため、ネクタイとスーツの色彩関係を知っておきましょう。
濃紺のスーツ
濃紺のスーツは、知的で誠実な印象を与えます。一方で、無難な印象となるため、ネクタイでアクセントを付けると良いでしょう。
淡い黄色と組み合わせれば明るい印象、水色と組み合わせると落ち着いた印象、オレンジと組み合わせると親しみやすい印象となります。
グレーのスーツ
グレーのスーツは、ネクタイの合わせ方で印象が変わりやすいです。明るい緑色と組み合わせれば調和が取れますし、グレーと合わせれば主張が消えます。ピンクだと優しい印象となります。
黒のスーツ
黒のスーツはネクタイの色を強調します。青色のネクタイは信頼や冷静さを印象付け、赤いネクタイは情熱や意思を印象付けます。これらを強調したい時には黒のスーツがおすすめです。
色と脳の関係
人間の色と脳の関係を知るととても面白いです。ここでは具体的に以下の内容を紹介します。
- 人は3色しか見えていない
- 老化で青が見えにくくなる
- 見える色は脳が補正している
人は3色しか見えていない
生き物には色を感じ取る遺伝子があり、人間はたった3種類しか見えていません。3種類を組み合わせることで多くの色を認識しています。
ただし、4種類の遺伝子を持つ人もいるため、そのような人が芸術分野に行くと個性的な作品ができるかも知れません。
老化で青が見えにくくなる
50代を過ぎるころから、青色が見えにくくなります。青色を見分ける錐体細胞は加齢で劣化することと、水晶体が加齢で黄色く濁ることがその理由です。
紺色と黒色が識別しにくくなるほか、ガスコンロの炎が見えにくくなるため、火災に気を付けなければなりません。
見える色は脳が補正している
人は見たままに色を認識しているわけではなく、脳が補正して色を判断しています。色の補正をする能力は先天的なものではなく、後天的に身に付きます。
好きな色で性格が分かる
好きな色と性格の関係を紹介します。これは占いなどではなく、1万人以上の実証データをベースとした性格の傾向です。
白色が好きな人の性格
白色が好きな人は、正しい在り方を求める気持ちが強く、真面目で誠実です。また、無駄がないライフスタイルやシンプルなライフスタイルを好む傾向があります。
黒色が好きな人の性格
黒色が好きな人の性格は、束縛を嫌う傾向があります。指示や命令されるのが苦手です。自分に自信がないケースでは、自慢などでアピールする傾向がある一方、悩みを抱え込みやすい傾向があります。
赤色が好きな人の性格
赤色が好きな人は、活発で行動的である反面、情緒不安定になったり、不満やや怒りなどを持ちやすいです。
青色が好きな人の性格
青色が好きな人は、知的な自分でいようとし、冷静沈着です。また、責任感が強いという傾向があります。一方で自尊心が強かったり、見栄っ張りなところもあります。
ピンクが好きな人の性格
ピンク色が好きな人は、男女ともにロマンティストという傾向があります。一方で愛するより愛されたいと考えるなど、依存傾向もあります。
オレンジが好きな人の性格
オレンジが好きな人は、サービス精神にあふれ、人を楽しませることが好きという傾向があります。ただし、八方美人であるため、周りに流されてしまうこともあるようです。
緑色が好きな人の性格
緑色が好きな人は、穏やかさを求める傾向があります。また、気遣いする性格である反面、人から利用されてしまうリスクが高い性格です。
グレーが好きな人の性格
グレーが好きな人は、忍耐強いという傾向があります。ただし、感情表現に乏しいというところがあるようです。
色彩心理学のひと言アドバイス
色彩心理学の傾向を参考に、服選びをすると良いでしょう。服を購入する時や実際に着て行く時に、各色のメッセージ性を思い出してください。
色彩心理学のお悩み相談室
色彩心理学についてのQ&Aを紹介します。予備知識として知っておきましょう。
Q:服の色選びで注意点はありますか?
A:ほか要素の影響を受けて、心理効果が逆転する場合があるため、注意が必要です。たとえば、緑は調和の色ですが、顔色が悪く見えるというデメリットがあります。
Q:色彩心理学は服選び以外にどんなことに活用できますか?
A:たとえば企業のロゴや商品イメージのほか、犯罪抑制、事故防止などに活用されています。
Q:色彩心理学に学術論文はあるのですか?
A:色彩心理学に関するさまざまな学術論文があります。研究に裏付けされているため、突飛な学問ではありません。
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まとめ
色彩心理学は、色が人に与える心理効果を研究をしており、企業ロゴや商品イメージ、犯罪抑制、事故防止などさまざまなシーンで活用されています。
個人が日常生活で活用する際には、服選びが身近です。お出かけ目的や会う人に合わせ、発信したいメッセージに合う色の服を選びましょう。
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