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心理学は仕事にどう役立つのでしょうか?実は心理学を学ぶと、心理職として役立つだけでなく、心理職以外のビジネス現場でも広く役立ちます。この記事では大学卒業後のビジネスへの活かし方について詳しく紹介します。ぜひ参考にしてください。
卒業後に心理学が役立つ仕事
卒業後、心理学はどんなステージで役立つのでしょうか?基本的に、心理学は日常生活全体に役立つため、どんな仕事にも役立ちます。直接的に心理学が活かせる仕事として以下3つに大別して解説します。
1.一般企業で役立てる
一般企業で働く場合には、営業職における顧客とのやり取りや、仕入れ先との折衝、販促物におけるコピーの作り方、マーケティングなど、さまざまなシーンに役立ちます。
また、対外的なものだけでなく、社内での円滑な人間関係など、心理学の効能は幅広いです。
2.カウンセリングの現場で役立てる
カウンセリングの現場では、心理学のスキルがそのまま活かせます。心理カウンセラーとしてお悩み相談を受けたり、スクールカウンセラーとして活躍したり、精神保健福祉士として仕事に励むなど、専門知識が多くの人に貢献します。
3.公務員や教員として役立てる
公務員や教員として役立てることもできます。心理相談員や法務省専門職員として活躍の場があるほか、教員や研究者の道もあります。
いずれも社会貢献度の高い仕事ですので、やりがいを持って仕事に取り組めるでしょう。
1.一般企業で役立てる
心理学は一般企業でさまざまな役立て方があります。そのため、勉強していて損はありません。数ある一般企業での役立て方として、以下内容を紹介します。
- 営業の仕事に活かす
- マーケティングの仕事に活かす
- 人事や労務の仕事に活かす
営業の仕事に活かす
営業の仕事で心理学はたいへん役立ちます。顧客との交渉時には心理テクニックを知っていると有利ですし、クレームを受けた際の気持ちの持ちようにも心理学が役立ちます。
また、目標達成に向けての考え方にも心理学はプラスに働くため、学んでいる人は大きなアドバンテージとなるでしょう。
マーケティングの仕事に活かす
心理学の統計の知識は、マーケティングに役立ちます。統計の手法のみならず、顧客ニーズを紐解きながら、それにあてがう戦略は、まさに心理学の実践版です。
ニーズに即した商品サービス立案、キャッチコピー作り、リード獲得の手法選定など、首尾一貫して役立つでしょう。
人事や労務の仕事に活かす
意外に思う人も多いのですが、人事や労務部門でも心理学は役立ちます。人事管理や各種研修、教育訓練、相談などで、心理学の知識をベースとした対応をすれば、ほかの人と一味違う価値を打ち出せます。
2.カウンセリングの現場で役立てる
心理学の知識は、カウンセリングの現場でダイレクトに役立ちます。ここでは、その活躍の場として以下を紹介します。
- 心理カウンセラーとして活躍する
- スクールカウンセラーとして活躍する
- 精神保健福祉士として活躍する
心理カウンセラーとして活躍する
心に悩みを抱える人を対象としたカウンセリングや心理療法を行うカウンセラーは、ストレス社会の中で世の中に対する貢献度が高い仕事です。
どこかに勤めてカウンセラーになる人もいらっしゃいますし、独立してカウンセラーとして活躍する人もいらっしゃいます。
精神疾患の方々は、症状と向き合いながら辛い時期を過ごしていることも多く、カウンセラーは頼りになる存在です。
とはいえ、依存的ではなく、クライアント自信が自分の力で状況を改善することが大切です。そのサポートをするのが心理カウンセラーで、とてもやりがいあるお仕事です。
スクールカウンセラーとして活躍する
スクールカウンセラーは、子ども、教師、保護者へのカウンセリングのほか、コンサルテーションも行う仕事です。
マンツーマンの面接から多対一の面接、多対多の面接など、さまざまなケースがありますが、コンサルテーションの場合は複数人数を相手とした面接となるケースが多いです。
ほかにも、研修、心理検査、危機対応など、面接以外にもさまざまな業務を担います。臨床心理士の有資格者や、相談業務経験者などが活躍し、心理学の知識がとても役立つ仕事です。
精神保健福祉士として活躍する
精神保健福祉士とは、精神障害を持っている人たちが、社会復帰するための相談援助業務を担います。具体的には、相談やアドバイス、訓練、生活支援などを行います。
精神科ソーシャルワーカーと呼ばれる専門職で、精神保健福祉士の資格は国家資格です。精神病院や精神保健福祉センターなどが活躍の場となっています。
3.公務員や教員として役立てる
心理学の知見を、公務員や教員として役立てている人もいらっしゃいます。具体的な内容として以下を紹介します。
- 心理相談員として役立てる
- 法務省専門職員として役立てる
- 教員や研究者として役立てる
心理相談員として役立てる
心理相談員とは、自治体に存在する児童相談所や精神保健福祉センターなどの相談機関で活躍する人のことを指し、児童指導員とともに活躍しています。
家族や子どもからの相談や指導、支援などを業務としており、心理学のノウハウがとても役立ちます。人から感謝される仕事でもありますので、やりがいもあるでしょう。
法務省専門職員として役立てる
法務省専門職員は、たとえば非行少年の社会復帰を支援する矯正心理専門職、法務教官、保護監察官などがあります。
これら職業を希望する場合は、公務員試験合格を前提とした上、心理学の知識も必要であるため、学んだことがしっかりと活かせる仕事です。
教員や研究者として役立てる
心理学を学生に教えるため、教員として活躍する人もいらっしゃいます。大学などの授業を受け持ち、心理学の講義を行う専門家としての道のほか、心理学を追求して社会に貢献する研究者の道もあります。
特に研究者は人の心と反応を統計的に解明するものであり、心理学の発展に寄与する重要な仕事です。
卒業後の進路に関する素朴な疑問
卒業後の進路に関する素朴な疑問と回答を紹介します。ぜひ参考にしてください。
病院への就職もあり得るのか?
病院への就職もあり得ます。たとえば、臨床心理士は、病院やクリニックに勤務して、相談業務(カウンセリング)や心理査定(アセスメント)を行います。
また、最近ではチーム医療という言葉が広がりを見せており、患者さんを多角的にフォローすることが求められています。その一員として予診を担当するなど、臨床心理士は医療現場でも活躍しています。
心理学の仕事に将来性はあるのか?
心理学系の仕事は将来性があります。たとえば、日本ではまだカウンセリングが一般的ではありませんが、アメリカなどではカウンセリングは日常に身近なものとなっています。
ストレス社会において日本でもカウンセリングの普及は予想されていますので、心理職の活躍の場は増えていくでしょう。
ほかにも、自己実現のためのコーチング、先述の医療現場での活躍も含め、将来性が見込める仕事だといえます。
心理カウンセラーの年収はどれくらい?
ネット上にあるさまざまな統計データから類推すると、心理カウンセラーの平均年収は350万円程度だと考えられます。
ただし、あくまでも平均値ですので、人によっては独立し、月収100万円以上の高収入を得ているケースもあります。
【カテゴリー】同じカテゴリーの記事をお読みになりたい場合は、仕事で使えるビジネス心理学をご覧ください。
まとめ
心理学を学ぶと、心理職としてダイレクトに役立つだけでなく、心理職以外のビジネス現場でも幅広く役立ちます。また、心理職は今後さらなる市場ニーズが広がる可能性も高いため、将来性にも期待できるでしょう。いずれにせよ、やりがいのある仕事が多いので、しっかり学んで社会の場で役立てましょう。
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