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心理カウンセラーになるためには、どうすれば良いのでしょうか?この記事では心理カウンセラーになるための方法を紹介した上で、仕事内容や待遇について解説いたします。社会貢献度の高い仕事としてぜひ志してください。
心理学を学んでカウンセラーになる!
心理カウンセラーになる場合は、心理学の知識が必要です。曖昧な知識でカウンセラーになると、相談者のお悩みに対応するどころか、相談者の状況を悪化させる可能性があります。
心理カウンセラーになるためには大学や資格取得、独学を含め、しっかり知識を付けましょう。
- 大学で学んでカウンセラーになる
- 通信教育で資格を取る
- 独学カウンセラーになる
大学で学んでカウンセラーになる
大学には心理学の講座がたくさんあります。心理学の教授などから直接学ぶことができますので、正しい知識が付けやすいでしょう。
大学の心理学科や臨床心理学科、カウンセリングコースなどで学べるほか、大学院でより専門性を深めることも可能です。
大学で心理学を学び、認定心理士の資格を受けることもできますし、大学院で心理学を学び、臨床心理士や公認心理師の資格を受けることもできます。
これらの資格を取るためにはしっかりと学ぶ必要がありますが、心理カウンセラーとして活躍するためには有利となるでしょう。
【関連記事】心理学が学べる大学を教えて!おすすめを一覧にてご紹介
通信教育で資格を取る
通信教育で資格を取る方法もあります。民間資格であれば通信教育で取得できるため、在宅取得が可能です。
たとえば、産業心理カウンセラー、うつ病アドバイザー、チャイルドカウンセラー、家族療法カウンセラー、不登校訪問支援カウンセラーなどを含め、通信教育で取得できる民間資格は数多く存在します。
資格の難易度
通信教育で資格取得するのはそれほど難しいことではありません。特に、試験も在宅で行う資格は、ひと通り教材を勉強するだけで取得可能です。
テキストやDVDなどにより学べますので、名刺に書ける資格が欲しい場合におすすめです。
独学カウンセラーになる
独学でカウンセラーになる方法もあります。書籍をたくさん読んだり、YouTube動画で学ぶなど、心理学を学ぶ機会はとても多いです。
ただし、信憑性がない情報も中にはありますので、情報の精度には気を付けた方が良いでしょう。情報のウラを取りながら勉強すると、心理学の理解が深まりやすくなります。
実は誰でも心理カウンセラーになれる?
心理カウンセラーは、なろうと思えば誰でもなれます。もちろん、正しい知識やカウンセリングテクニックがなければ、仕事として成り立ちませんが、なることはカンタンです。ここでは、心理カウンセラーについて以下内容を紹介します。
- 必置資格ではないのでなれる
- 世の中にはさまざまなカウンセラーがいる
- 資格があった方が有利
- 心理カウンセラーの活躍の場
必置資格ではないのでなれる
心理カウンセラーという職業に対し、カウンセリングの資格は必置資格ではありません。そのため、必ずしも資格を取得する必要がありません。
ただし、心理カウンセラーには深刻なお悩み相談があり、心理的なアプローチが必要となりますので、心理学の知識は実務として必要です。
心理学の知識やカウンセリングのノウハウがないのに、我流でカウンセリングをしてしまうと、相談者の信頼を失墜することとなるでしょう。
世の中にはさまざまなカウンセラーがいる
カウンセラーとひと口に言っても、世の中にはさまざまなカウンセラーがいます。たとえば美容系のカウンセラーや占術カウンセラー、婚活カウンセラーなど多種多様です。
もちろん、それらは有意義な仕事ですが、カウンセラーとひとくくりにすると誤解を招く可能性があります。
心理カウンセラーは、ほかのカウンセラーとのすみ分けを意識しておく必要があります。
資格があった方が有利
カウンセラーは資格がなくてもなれますが、資格があった方が有利です。就職する場合は資格を基準とされる場合がありますし、独立して働く場合も有資格者に顧客が付きやすいです。
相談者もプロにお願いしたいため、活躍できるカウンセラーは有資格者が大半なのです。場合によっては精神科医や臨床心理士、保健師などが行うケースがあります。
心理学の知識が深く、カウンセリングスキルが高い場合は口コミで顧客が付く可能性もありますが、資格があった方が有利であることには変わりありません。
心理カウンセラーの活躍の場
心理カウンセラーの活躍の場はさまざまです。一般企業や学校のほか、医療機関や公的機関で働くことができます。また、独立開業して活躍することも可能です。
心理カウンセラーの活躍の場 | |
一般の企業 | 従業員のカウンセリングや研修業務など |
学校 | スクールカウンセラーとして活躍 |
医療機関 | 患者や家族、医療従事者のカウンセリングなど |
公的機関 | 児童相談所、保健所、福祉センターなどの地方自治体各施設でカウンセリング |
独立 | カウンセラーとして独立開業してカウンセリング |
心理カウンセラーの仕事や待遇
心理カウンセラーの仕事や待遇について紹介します。心理カウンセラーを志す人はぜひ参考にしてください。
- 相談に対して共同作業で解決する
- 給料は安いのか
- 仕事はきついのか
- 心理カウンセラーの求人
相談に対して共同作業で解決する
心理カウンセラーの仕事は、顧客からの相談に対して、心理療法を使いながら共同作業で解決する仕事です。
一方的に指示したりアドバイスするのではなく、サポートという形で行動変容や考え方の変容にアプローチします。
給料は安いのか
心理カウンセラーの給料は、働く先によってさまざまです。たとえば、企業内のカウンセラーは約200万円~400万円、スクールカウンセラーは約220万円~500万円、産業カウンセラーは約300万円~400万円、精神科医は約1,200万円といわれています。
【関連記事】心理学を仕事に生かす!代表的な職業と給料事情
仕事はきついのか
相談者は深い悩みを抱えていたり、時には大きな心の傷を負っているため、心理カウンセラーにもストレスがかかります。
カウンセラーは自分を見つめ、ストレスと向き合いながら、多くの相談者をサポートしなければなりません。やりがいがある反面、時にはきつい仕事だと感じることも覚悟しておきましょう。
心理カウンセラーの求人
心理カウンセラーの求人は、正直なところ少ないです。心理カウンセリングが一般的である諸外国に比べ、日本ではあまり身近となっていないからです。
とはいえ、50名以上の企業がストレスチェックを義務化されたり、うつ病などで苦しむ人が多いことなどから、心理カウンセラーの需要はどんどん高まることが予想されます。
心理カウンセラーの仕事に就きたい人は、ハローワークや転職サイトなどを小まめにチェックしましょう。
【カテゴリー】同じカテゴリーの記事をお読みになりたい場合は、仕事で使えるビジネス心理学をご覧ください。
まとめ
心理カウンセラーになるには、大学や通信、独学で勉強し、正しい心理学の知識を付けてからなる必要があります。
心理カウンセラーは必置資格ではないため、なろうと思えばすぐなれます。しかし、就職先が見つからないなど不利が生じますので、資格は取得した方が良いでしょう。
ぜひしっかり勉強して、多くの人を救う心理カウンセラーになっていただければと思います。
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