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犯罪心理学とは何か?簡単にご紹介(応用心理学の種類)

この記事を読むのに必要な時間は約 2 分です。

犯罪心理学とは、応用心理学の1つで、犯罪を犯す人の心を研究する心理学です。心理学の中でも特殊な分野であり、犯罪予防や再犯防止に役立てられます。この記事では犯罪心理学について解説した上で、おすすめ書籍を紹介します。ぜひ学んでみてください。

こんにちは!日本パーソナルコーチング協会(@CoachingAssocia)の田中です。
田中コーチ
田中コーチ

犯罪心理学とは何か?簡単にご紹介

犯罪心理学とは?簡単にご紹介

犯罪心理学とは、犯罪を犯す人の心の動きや在り方を研究する学問で、応用心理学にカテゴライズされています。

どうして犯罪を犯すのかや、犯罪を犯す人と犯さない人の違いはなにか、犯罪を犯した人の社会復帰などについて研究されています。

 犯罪心理学によって人間の心にある以上な部分や本性が分かれば、犯罪予防や再犯防止につながるため、社会的に重要な心理学となっています。 

犯罪心理学を学ぶと、少年院や刑務所などのほか、警察関連機関、児童相談所など、さまざまな場所で活かせます。

 

犯罪心理学の歴史

犯罪心理学はが捜査に役立つ礎は、イタリアの精神科医であるチェーザレ・ロンブーゾ(1835~1909年)が作ったとされています。

チェーザレ・ロンブーゾは犯罪者の遺伝的要因を研究し、8,000名以上の受刑者や軍医時代の兵士を対象としました。

その結果、人間は先天的に犯罪素養を持っている「生来的犯罪人説」を提唱しました。犯罪者の外見の特徴と精神的特徴を以下のようにまとめています。

《犯罪者の外見的特徴》

  • 頭部が肥大気味
  • 顔が左右非対称
  • 左利き

etc..

《犯罪者の精神的特徴》

  • 自己中心的
  • 独創的

etc..

もちろん犯罪者にはより複雑な面があるため、ほかの学者から批判もありました。とはいえ、チェーザレ・ロンブーゾが犯罪者の特徴を分類し始めたパイオニアであることには変わりありません。

20世紀以降は社会学や生物学の観点からも犯罪者の分析が行われ、さらにフロイト(1856~1939年)が精神分析を確立してから、犯罪心理学はレベルアップしました。

 

プロファイリングにも役立つ

犯人像特定のためにプロファイリングという手法があります。テレビドラマや映画などでご覧になった人も多いでしょう。

このプロファイリングは現場検証や遺留物などを元に犯人の身体的特徴や性格、クセ、行幸などを特定するもので、心理学の見地が組み込まれています。

 

犯罪心理学のおすすめ本

犯罪心理学を学ぶにあたっておすすめの書籍を紹介します。ぜひ参考にしてください。

 

面白いほどよくわかる! 犯罪心理学

面白いほどよくわかる! 犯罪心理学

「面白いほどよくわかる! 犯罪心理学」は、さまざまな犯罪心理を分かりやすく解説しています。たとえば、犯罪者がなぜ生まれるのかというテーマや、殺意と殺人が起きるわけ、性犯罪を起こす心理など、ケースごとに解説されています。

また家族間のDVや虐待、少年非行にも触れていますので、他人事ではないケースも解説されています。犯罪心理学初心者にも読みやすい内容となっています。

 

入門 犯罪心理学

入門 犯罪心理学

「入門 犯罪心理学」は、東京拘置所や国連薬物犯罪事務所などで、多くの犯罪者と関わった著者が、殺人などの凶悪犯罪や、窈盗などの犯罪、薬物に関する犯罪、性犯罪などの心理メカニズム解説しています。

膨大なエビデンスに基づく研究と政策提言がなされていますので、しっかりと論拠のある内容となっています。

 

ケースで学ぶ犯罪心理学

ケースで学ぶ犯罪心理学

「ケースで学ぶ犯罪心理学」は、連続殺人、テロ、レイプ、放火など、ケースごとに犯罪心理学を紹介しています。また、映画で学ぶ犯罪心理学というコーナーもあるため、分かりやすい内容となっています。

犯罪者の行動や捜査心理学も含め、コンパクトサイズで持ち運びもしやすい入門書です。臨場感を感じながら犯罪心理学を学ぶことが可能です。

【カテゴリー】同じカテゴリーの記事をお読みになりたい場合は、応用心理学の種類をご覧ください。

 

まとめ

犯罪心理学は犯罪を犯す人の心理を研究する学問で、応用心理学の1つです。犯罪者の心理を研究することで犯罪予防や再犯防止に役立てられるため、社会貢献度の高い学問でもあります。警察関連や福祉関連の仕事で役立ちますので、興味があればしっかり学ぶと良いでしょう。

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