口元で読み解く心理学!こんな時あの人はどんな心理状態なの?

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相手とのコミュニケーションにおいて、口元の様子で心理が分かることがあります。もちろん絶対視できるものではありませんが、コミュニケーションに役立つ知識です。この記事では口元で読み解く心理学として8つのパターンを紹介します。ぜひ参考にしてください。

こんにちは!日本パーソナルコーチング協会(@CoachingAssocia)の田中です。
田中コーチ
田中コーチ

口元で読み解く心理学!8つのパターンをご紹介

口元で読み解く心理学!8つのパターンをご紹介

相談者のA子さん
相談者のA子さん
心理が口元にあらわれるって本当ですか?
はい、心理を読む目安にはなりますよ。
田中コーチ
田中コーチ

コミュニケーション中、相手の心理が口元にあらわれることがあります。まずは口元の状態と心理の関係について8つのパターンを解説いたします。

  1. 口を開ける時の心理
  2. すぼめるように口をつぐむ時の心理
  3. 口を尖らす時の心理
  4. 口を結ぶ時の心理
  5. 口を曲げる時の心理
  6. 唇を巻き込む心理
  7. 唇を噛む時の心理
  8. 唇を隠して話す時の心理

1.口を開ける時の心理

相手が口を開けている時は、無防備になっている状態です。この状態の時はストレスやプレッシャーを感じていることもなく、リラックスした状態と考えられます。

大きなアクビを見せた時も無防備の状態であるため、近しい距離感の関係性で見られがちです。相手が口を開けて無防備な時は、優しい対応を心掛けると良いでしょう。無防備な人に厳しく接すると嫌がられるかも知れません。

2.すぼめるように口をつぐむ時の心理

すぼめるように口をつぐむ仕草は、不快感や反感をあらわしています。このようなケースは注意された場合などに見られがちです。内容に納得がいかない場合や、怒りを感じている時などにあらわれるため、注意した人はフォローアップが必要です。

どのように注意すれば納得してもらえるのかを考えて対応しましょう。そのまま放置しているとまた注意しなければならないことが起きかねません。

3.口を尖らす時の心理

口を尖らす時も不快感や反感のあらわれです。すぼめるように口をつぐむ状態とほぼ同じ状態なので、心理も同様となります。

4.口を結ぶ時の心理

口を結ぶのは不安やストレスのあらわれです。相手がこのようにしていたら、その原因を汲み取る必要があります。

また、口を結んだあとに下を向いた場合や、より強い不安やストレスのあらわれです。この場合は話しを切り上げるか、率直な気持ちを聞くようにしましょう。叱られている人などによく見られる仕草です。

5.口を曲げる時の心理

口を曲げる時の心理は、相手を自分より下に見ていたり、退屈な心理を表しています。いずれにせよ、言っていることと思っていることが異なる可能性が高い仕草です。

6.唇を巻き込む心理

唇を巻き込む時の心理は不快感情をあらわしています。怒りを感じている時や悔しさを感じている時など、強い感情のあらわれでもあります。このような状態の時は、自分の話しをやめて一旦相手の話しを聞きましょう。

7.唇を噛む時の心理

唇を噛む時の心理も不快感情のあらわれです。自分の主張を押し殺している時に表れやすい仕草です。

8.唇を隠して話す時の心理

唇を隠して話す時の心理は、発言に注意しながら話している仕草です。ウソを見抜かれないようにしている時、隠し事がある時などにあらわれやすいです。また、緊張している時にもあらわれることがあります。

口元で心理を読み解く時の注意点

口元で心理を読み解く時の注意点

相談者のA子さん
相談者のA子さん
そっか。いろいろな意味があるのですね。
でも絶対視はできません。注意点を紹介します。
田中コーチ
田中コーチ

口元から相手の心理を読み解く時には注意すべきことがあります。ここではその注意点として以下内容を紹介します。

  • 相手に気付かれないよう注意
  • 複数の仕草でチェックするよう注意
  • イレギュラーな相手である可能性に注意

相手に気付かれないよう注意

口元から心理を読み取っていることを相手に気付かれないようにしましょう。観察していることが相手に分かってしまうと、嫌悪感を感じられる可能性があります。

怖いと思われたり、失礼に感じられるなど、信頼関係を損なう恐れもありますので、悟られないようさり気なく読み取ることが大切です。

複数の仕草でチェックするよう注意

1つの仕草だけで相手の心理を決めつけることは危険です。その仕草が単なる癖であったり、たまたま出ただけの可能性もあるからです。

仕草の読み取り精度を上げるためには、ほかの仕草も含め、複数の仕草からの読み取りが必要です。ただし、それでも絶対視できるものではなく、その可能性が高いという目安に留めましょう。

イレギュラーな相手である可能性に注意

仕草から心理を読み解く時に知っておくべきこととして、イレギュラーな仕草をする人がいるということです。たとえば、人間は嘘をついている時に右上に目線が出やすいといわれますが、全員に当てはまるわけではありません。

セオリーとは異なる目の動きをする人もいるのです。仕草から決めつけてしまうと、相手を誤解してしまう恐れがありますので、十分気を付けなければなりません。

【カテゴリー】同じカテゴリーの記事をお読みになりたい場合は、しぐさで読み取る人間関係の心理学をご覧ください。

まとめ

相手とのコミュニケーションにおいて、口元の様子で心理が分かることがあります。そのセオリーを知っていると相手の気持ちを図りやすくなり、良好な人間関係につながるでしょう。

ただし、絶対視できるものではありませんので注意が必要です。あくまでも目安として参考にしてください。

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