占いが当たる理由を心理学的に考えてみました!面白いからくりとは?

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あなたは占いを信じていますでしょうか?占いが当たるのは心理学的に解説が可能です。この記事では占いが当たるメカニズムを紹介します。占いで言い当てられたという人や、誰かに占いをしてみたいという人はぜひ参考にしてください。

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こんにちは!日本パーソナルコーチング協会(@CoachingAssocia)の田中です。
田中コーチ
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占いが当たる理由を心理学的に考えてみました

占いが当たる理由を心理学的に考えてみました

相談者のA子さん
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占いってどうして当たるのでしょうか?

心理学的に占いが当たる仕組みを解説します。
田中コーチ
田中コーチ

占いは本当に当たるのでしょうか?それとも当たっていると思い込んでいるのでしょうか?本当に当てられる占い師がいるのかどうかは私には分かりませんが、当たっていると思い込んでいる人は数多く存在します。まずは占いが当たる理由の解説として以下内容を紹介します。

  • バーナム効果(フォアラー効果)で占いが当たる
  • バーナム効果(フォアラー効果)の実験
  • 偶然の一致が記憶に残りやすいのも当たる理由

バーナム効果(フォアラー効果)で占いが当たる

バーナム効果とは、心理学者バートラム・フォアが実験した内容で、誰にでも当てはまる性格の記述を、自分だけに当てはまると思ってしまう効果を指します。

興行師のP・T・バーナムの宣伝文句「誰にでも当てはまる要点がある(どんな人でも楽しめる)」という言葉にちなんで、アメリカの心理学者ポール・ミールがバーナム効果と名付けました。

P・T・バーナムは映画グレーテストショーマンの主人公として描かれた人です。フォアの名にちなんでフォアラー効果と呼ばれることもあります。

つまり、本当に占いが当たっているわけではなく、誰にでも当てはまる内容を自分にだけ当てはまると思ってしまうことで、占いが当たっていると感じるのです。

バーナム効果(フォアラー効果)の実験

バーナム効果の実験は、前述のフォアによる心理テストで行われました。星占いの文章を参考とし、被験者全員に同じ文章で診断結果を出しました。

ところが、その内容を読んだ被験者は、ほとんどの人が当たっていると回答したのです。これにより、バーナム効果を証明したのです。

では、具体的にどのような診断結果が書かれていたのでしょうか?その内容は以下のとおりです。

  • あなたは普段は快活ですが、内心では不安になることがあります。
  • あなたは人から認められたいと思っているにもかかわらず、自分を批判することがあります。
  • あなたは自分で弱みを克服することができます。
  • あなたは活かしきれていない才能をまだ持っています。
  • あなたは自分の考えを持っているので、他人の意見をすぐに受け入れることはありません。
  • あなたの願望の中には非現実的なものがあります。
  • 正しい判断や正しい行動をしたのかどうか真剣な疑問を持つときがあります。
  • あなたはある程度の変化や多様性を好み、制約や限界に直面したときには不満を抱きます。
  • しかし、あなたは他人に自分のことをさらけ出しすぎるのも賢明でないことにも気付いています。
  • あなたは外向的・社交的で愛想がよいときもありますが、その一方で内向的で用心深く遠慮がちなときもあります。

いかがでしょうか?誰にでも当てはまる内容ですから、あなたにも当てはまるのではないでしょか?

これがもし、あなただけに伝えられた記述であれば、当たってると驚くかも知れませんね。

偶然の一致が記憶に残りやすいのも当たる理由

占いが当たる理由としては、偶然の一致が記憶に残りやすいということもあります。たとえば、10個の内容のうち1つでも当たったら、その印象が記憶に残ります。本当は9個外れているにもかかわらず、当たったという印象が勝ってしまうのです。

また、バーナム効果とセットになることもあります。たとえば、「近いうちに昔の知り合いから連絡が来る」と占われたとしましょう。そして、実際に連絡が来れば、当たった!と驚くことになります。

しかし、近いうちというのがそもそもいつなのかハッキリしていませんので、1週間後でも近いうちですし、1カ月後でも近いうちかも知れません。

古い知り合いというのもどれくらい古いのか分かりません。1カ月ぶり、1年ぶり、2年ぶりなど受取り方は人それぞれです。

連絡していない期間がたとえば20年ぶりなど、すごく長期となるのであれば、1年後に連絡があっても「本当に近いうちに古い知人から連絡がきた」と感じるかも知れません。

多くの人に当てはまる上、当たったという印象が強く残るため、このような占いは当たりやすいということになります。

今日からあなたも占い師!バーナム効果の例

今日からあなたも占い師!バーナム効果の例

相談者のA子さん
相談者のA子さん
実際にはどんな風に使われるものか知りたいです。

はい、バーナム効果の活用例を紹介しますね。
田中コーチ
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では、バーナム効果の活用例として以下内容を紹介します。トリビアとして知っておきましょう。

  • 血液型占いや動物占い
  • 誰にでも当てはまることを言う
  • 誰もが持っている悩みを言う

血液型占いや動物占い

血液型による性格分類や動物占いは、科学的根拠がないにもかかわらず多くの人が当たっていると感じています。これらも誰にでも当てはまりやすい表現であることだけでなく、確証バイアスも原因の1つです。

確証バイアスとは自分が信じる事柄に対して、都合が良い情報だけが入って来て、都合が悪い情報はスルーしてしまう心理です。

たとえば、A型は几帳面と言われていますが、ルーズなA型もいるのにスルーされてしまいます。バーナム効果だけでなく、確証バイアスによる認知の歪みが、血液型占いや動物占いを成立させています。

誰にでも当てはまることを言う

バーナム効果を活用するには、誰にでも当てはまることを言うのがポイントですが、誰でも当てはまることとは、具体的にどのようなことでしょうか?

いくつか要点を紹介すると「悩みを持っている」「辛い経験がある」「幸せになりたい」「成長したい」「他言できない秘密がある」「自分は特別なところがある」などです。

これらを上手に使うと、まるで占い師のように相手の性格や考えを言い当てることができます。

恋愛での使い方

バーナム効果を応用すれば恋愛で有利となるでしょう。自分を理解してくれている人には心を開きやすくなるため、バーナム効果を活用してよき理解者になりましょう。

また、相手に対する表現の中で、真逆のことを並列させるのもおすすめです。たとえば「○○さんはしなやかな強さと、やんわりとした優しさを持ってるね」と伝えると、相手に刺さりやすくなります。

よく見ると「しなやか」と「やんわり」は反対のイメージとなる言葉ですし、「強さ」と「優しさ」も反対のイメージとなる言葉です。

反対のイメージのどちらも含めることで、相手にとってどちらかが当たることになります。確証バイアスによって言い当てられた方だけ記憶に残り、外れた方はスルーされるわけですから、自分を理解してくれている人と思われやすいでしょう。

誰もが持っている悩みを言う

誰にでも当てはまることの中では、お悩みが使いやすいです。お悩み解決ビジネスが繁盛するのは、悩みを持っている人が多いからに他なりません。

誰にも当てはまるお悩みを、あたかも相手にだけ発信しているように伝えれば、バーナム効果が成立しやすくなるでしょう。

ビジネスでの使い方

ビジネスでの使い方は、顧客によくあるお悩みを抽象的に表現すると良いでしょう。「長い間のお悩みを当サービスが解決します!」というキャッチは、「長い間」というところがポイントです。「長い間」というのは受取り手によって異なるからです。

また、「どんな方法でもダイエットができなかったら!」の場合も、「どんな方法でも」がポイントです。

炭水化物ダイエットをした人も、毎日運動をした人も、毎日1食減らした人も、誰でも当てはまる表現です。

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占いを信じる人の特徴

占いを信じる人の特徴

相談者のA子さん
相談者のA子さん
占いを信じやすい人の特徴を教えてください。

はい、大きな特徴を3つ紹介します。
田中コーチ
田中コーチ

上記のような理由で、占いは当たっていると思いやすいため、信じる人も多いです。もちろん、占いを信じること自体は何ら問題がないのでしょうけれど、占いの結果に固執し過ぎる場合には害となることもあります。

たとえば、占いの結果に満足して行動が伴わなくなったり、占いの結果に悲観して身動きが取れないケースなどです。

当たるも八卦当たらぬも八卦というように、深みにはまらないことがおすすめです。では、占いにはまってしまう人はどういう特徴があるのでしょうか?実は以下の特徴があります。

  • 自己肯定感が低い
  • 当たった体験がある
  • 素直である

自己肯定感が低い

心理学的には、占いにハマる人とオカルトにハマる人は自己肯定感が低いとされています。また、スピリチュアルにハマる人は知能指数が低いともされています。

私は個人的に、それらを全否定するつもりはありません。信じることで良い結果をもたらすのであれば、いずれも人生にプラスとなるでしょう。

しかし、それらに固執し過ぎた結果、悪影響のケースもあります。「人事を尽くして天命を待つ」とも言われるとおり、自分のやるべきことをしっかりとやりきった上で、占いや神仏などに頼るという順番が大切です。まずは自分なのです。心理学や脳科学を勉強して自分を高めると良いでしょう。

当たった体験がある

これまで占いが当たったため、信じやすいという人もいらっしゃいます。バーナム効果や確証バイアスにより、当たったと思った体験が積み上がるとどんどん占いにハマってしまうのです。外れた体験をたくさんスルーしていることに気付かなければなりません。

素直である

占いにハマる人は、とても素直です。相手の言葉を満額で受取り、言われた内容に相応しい情報を取ってしまうのです。占いに限らず、得た情報は反対の情報もチェックし、バランスを取りましょう。

占いの心理学に関するひと言アドバイス

占いもいいけれど、まずは自分の頭で考えることが大切ですよ。
田中コーチ
田中コーチ

占いは人を豊にしてくれるものかも知れませんが、頼り過ぎると主体性がなくなります。まずは自分で学び、自分が行動し、自分を高めて行くことが重要です。

占いは心理学的に当たりやすいので、占われた結果に惑わされないよう自分をしっかり持って行動しましょう。

もちろん、良い結果は都合よく信じると良いでしょう。脳が信じた情報と整合性を取るように、その方向へと導いてくれます。

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まとめ

占いはバーナム効果や確証バイアスによって当たったと思いやすいものです。日常生活の中でちょっと楽しむ分には良いかも知れませんが、占いの結果に固執するのは危険です。占いの前に自分があるということを肝に銘じておきましょう。

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占いが当たるカラクリ
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