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相手の心理を目線で読み取れれば便利ですよね?人とのコミュニケーションや人間関係が円滑化しやすくなるでしょう。そこでこの記事では、目線と心理の関係性を解説いたします。ぜひ知っておいてくださいね。
目線で読み取る相手の心理(自分から見て)


目線の動きを読み取る方法として、アイアクセシングキューというNLPのテクニックがあります。NLPとはNeuro Linguistic Programing(神経言語プログラミング)の略で、「脳と心の取扱説明書」といわれるプログラムです。
簡単にいうと心理学でもあり、言語学でもあり、心理療法でもあります。そんなNLPのアイアクセシングキューにおいて、どの方向に目が動くかから、その時の心理を紹介します。ちなみに目線の方向は、目線を出す本人から見てを基準に紹介します。
目線が右上になった時の心理
目線が右上になった時の心理は、見たこともない視覚情報を想像している時です。たとえば、今まで見たことない光景を想像している時などです。
仮に「金色の象さんを想像して」と伝えると、存在しない動物であるため、視線が右上に出やすいです。ちなみに嘘をつこうとしている時も目線が右上に成りやすいです。
目線が左上になった時の心理
目線が左上になった時は、実際に見たことがある視覚情報を想像している時です。過去に見た風景や経験を映像で振り返っている時に、目線が左上に出やすいです。
目線が右横になった時の心理
目線が右横になった時の心理は、実際には聞いたことがない聴覚情報を想像している時です。
たとえば人から「近くで爆発事故があって、聞いたこともないほどすごい音がした」「戦闘機の演習を見学したけど、とてつもない音の大きさだった」などと聞いた時、あなたは未知の音を想像することになります。このような時、目線が右横に出やすいのです。
目線が左横になった時の心理
目線が左横になった時の心理は、実際に聞いたことがある音を想像している時です。過去に行ったコンサートでの音や、実際に見学した花火大会の音など、経験済みの音を思い出す時に、目線が左横に出やすいです。
目線が右下になった時の心理
目線が右下になった時の心理は、身体感覚を想像している時です。たとえば肉体的な苦痛を思い浮かべているとか、運動をイメージしている時などが該当します。
目線が左下になった時の心理
目線が左下になった時の心理は、内観している時です。自分の内面に関する想像をしている時に、目線が左下になりやすいです。
目線をそらした時の心理


目線をそらした時にも、相手の心理を読み取れるサインです。相手が目線をそらした時の心理について以下を紹介します。
- 視線を下にそらす時の心理
- 視線を左右どちらかにそらす時の心理
- 目の動きがキョロキョロした時の心理
視線を下にそらす時の心理
目線を下にそらした時には、恐怖感や警戒心のあらわれです。あなた自身にそのような印象を持たれているか、会話の内容にそのような印象を持たれている可能性があります。
視線を左右どちらかにそらす時の心理
目線を右か左にそらした場合には、相手自身か会話の内容を拒否している心理です。目線を下にするほどの恐怖感じゃないものの、マイナス心理となっている状態です。心理的に好意を抱かれていない現れですので、話題を変える必要があります。
目の動きがキョロキョロした時の心理
目をキョロキョロさせる時は、不安感のあらわれです。考えることが多く、思考を巡らせている時に目が動きますので、心が落ち着いていない状態と言えます。
会話中に相手の目がキョロキョロと動く場合には、相手に動揺させているものが何か理解するよう努めましょう。
恋愛成就を占う目線の心理


目線によって恋愛成就を占うこともできます。相手が自分に好意を持っているのか、それとも持っていないのかを読み解けるのです。ここではその内容として以下を紹介します。
- 会話中に目をそらさない男性心理
- 会話中に目をそらさない女性心理
- 瞳孔が開いている時は脈アリのサイン
会話中に目をそらさない男性心理
会話の際に、しっかりと目が合って話している場合、相手の男性はあなたに好意を持っている可能性があります。少なくとも嫌われていない可能性が高いでしょう。
男性は女性に対して自分をアピールしたい場合に目を合わせやすいため、脈アリのサインと読み取れます。
ただし、好意を持っていたとしても目を合わすこと自体が苦手な男性もいます。シャイな男性は女性に目を合わせにくいです。
会話中に目をそらさない女性心理
女性の場合も目をそらさずに会話している場合は、相手に対して好感を持っているケースが多いです。女性が話している時ではなく、男性が話している時の目線をチェックしましょう。
男性が話している時に目線を合わせてくれる場合は、好意のサインだと考えることができます。もちろん、個人差はありますので目安として考えましょう。
瞳孔が開いている時は脈アリのサイン
相手の目線をチェックするのに慣れてきたら、相手の瞳孔の開き方も確認してみましょう。人は好きなものを見る時に瞳孔が開く傾向があるため、脈アリのサインと受取れます。コミュニケーションにゆとりがあれば、相手の瞳孔も要チェックです。
目線の心理に関するひと言アドバイス

アイアクセシングキューは6つありますので、覚えにくいかも知れません。ややこしければ、右側が未来を想像している時、左側が過去を想像している時と分けておくと理解しやすいでしょう。
ちなみに、アイアクセシングキューは目をそらすのではなく、何かを想像している時の目の動きです。目をそらす場合と意味合いが異なります。
目線の心理に関するQ&A
目線の心理に関するQ&Aを紹介します。ぜひ参考にしてください。
Q:目を横にそらす心理はマイナスと考えれば良いですか?
A:目線をそらす心理自体がマイナス心理であることが多いです。もちろん、たまたま気になったものがあるなど、たまたま目線をそらすことも考えられますので、あくまでも目安となります。
Q:左に目をそらす時と右に目をそらす時の違いはありますか?
A:目をそらす方向がどちらかよりも、そらした行為に意味があります。マイナス心理の可能性が高いと考えましょう。
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まとめ
人間心理は目の動きにも現れます。相手の目の動きを見ていると、そこから考えてることを読み解けます。ただし、あくまでも目安ですので絶対視してはいけません。