災害心理学とは何か?逃げ遅れないために知っておこう(応用心理学の種類)

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災害時には焦ったりパニックになるなど、冷静でいれないことが考えられます。しかし、そのことが命取りとなり得るため、冷静な対応が求められます。この記事では災害時の人の心理を研究する災害心理学について紹介します。誰しもいつ被災するか分かりませんので、学んでおくと良いでしょう。

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こんにちは!日本パーソナルコーチング協会(@CoachingAssocia)の田中です。
田中コーチ
田中コーチ

災害心理学とは何か?

災害心理学とは

災害とひと口に言ってもさまざまな災害があります。自然災害や労働災害、産業災害、交通災害、家庭内災害など多様です。

災害心理学はこれら災害発生にかかわる人間心理の学問で、個人や集団行動の研究です。災害が生活におよぼす中での心理や、災害の予防、避難誘導、被災からの回復に関する分野をフォローアップしています。

災害時の人の行動

災害時には発生のショックで唖然とし、何もできない「凍りつき症候群」に陥りやすいです。これはイギリスの心理学者ジョン・リーチ氏が研究しています。

ジョン・リーチ氏によると、災害時の行動は、以下3つに分けられます。

落ち着いて行動できる 10%~15%
パニックになって泣き叫ぶ 15%以下
呆然として何もできない 70%~75%

多くの人が何もできない状態に陥ると、せっかく避難できたにも関わらず命を落す可能性が高まります。

逃げ遅れの心理

逃げ遅れの心理として、災害時に働く「正常性バイアス」「愛他行動」「同調バイアス」を知っておきましょう。

正常性バイアスは自分は大丈夫と考える心理です。本当にキケンな状態でも異常であると認識せず、逃げ遅れの要因となります。

愛他行動は、他人を助けたいという気持ちです。この場合には自分の身の危険を考えなくなってしまいます。

同調バイアスは、周りに合わせようとする心理です。避難していない人が大勢いると、大丈夫と思い込んでしまうリスクがあります。

これらを踏まえ、想定にとらわれることなっく、その状況下で最善を尽くし、率先避難者となることが重要です。

災害心理学のおすすめ本

災害心理学に関するおすすめ本を紹介します。数ある災害心理学の中から良書をピックアップしていますので、ぜひ参考にしてください。

人はなぜ逃げおくれるのか

「人はなぜ逃げおくれるのか」は、災害に遭遇した際の避難行動について書かれています。災害は地震や洪水、火災などの自然災害だけでなく、テロや感染症なども起こり得ます。

突然の災害から自分や大切な人を守るために、人間心理のワナとベストな避難行動の方法が紹介されています。

災害は他人事ではありませんから、心理学を学びたい人だけでなく、誰もが読んでおいて損はない1冊です。

災害・防災の心理学

「災害・防災の心理学」は、阪神淡路大震災や新潟県中越地震のほか、記憶に新しい東日本大震災などの事例を中心に解説されています。

災害時の人間心理や行動が、災害発生からの時間経過でどう変化するのか、社会調査結果をベースに紹介しています。防災教育の手引書的1冊ですので、とても参考になる書籍です。

 

【カテゴリー】同じカテゴリーの記事をお読みになりたい場合は、応用心理学の種類をご覧ください。

まとめ

災害心理学は自然災害だけでなく、その他各種災害も含め、災害時の人間心理を研究する学問です。応用心理学の1つに数えられており、実践的な心理学となっています。

災害はいつ来るか分からないため、いざ起きた時に何もできない人が多いです。災害心理学を学んで、災害時の心のあり方や行動などの対処法を知っておくと良いでしょう。

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